めぐる。

何度

生まれ変わろうと

きっと

僕は君を好きになるから

だから

おねがい

君も、

ぼくをすきに、なって、







懐かしい夕日の色

猫がにゃあ、と鳴く

せりあがってくる、きらきらとしたもの

あのひ、きみは

とてもかがやいていて、

ぼくは

そんなきみをみているのが

すき、だった




しらない

しらない

こんな気持ちしらない

どうしてこんなに

むねがいたいの、

きおくのかたすみに

みた

あのえがおは

だれ、だった？

しあわせになって、ときみはわらう。

どこか

とおくにいきたいな

きみはもう

ここにはいないから

ぼくが

ここにいる

りゆうもないでしょう？




きみとのやくそく

やぶりたくないから

ぼくは

あともうすこしだけ

いきるよ




おいていかないでおいていかないで

ぼくはきみがいればよかったのに

どうしてきみはぼくをおいていくの

ねえ、きみをおいて

ぼくだけしあわせになんてなれないよ

ねえ、
 

すきのかたち。

不安なんだ

ぼくはいらないそんざいで

どうでもいいそんざいで

きっと

いても

いなくても

なにもかわらない

せかいは

ときをきざんでゆく

ねぇ、

君が僕を選んでくれた理由が

わからない

わからないんだ




腐り堕ちてゆく眼球

きみがいないのならなにもみえなくてもいいよ

僕は血の涙を流す

（狂おしいほど、）

（あいしていた、のに）




僕は

ただ

安っぽい言葉で

この想いを穢したくなかった




だれよりも

なによりも

あいしている、

口に出してしまえば

薄っぺらいものに思えて、





君の声を聴くだけで

涙が込み上げてくる

そんな

恋を、

僕はしている

恋とは呼べないかもしれないけれど、

乱れる

心拍数

どうして、なんてわからない

きみがすき

こえをきくたび

どうしようもなく、

惹かれるんだ



とくに

かっこいいってわけじゃない

とくに

性格を知っているわけじゃない

ぼくがしっているのは

きみのこえのみで

それでも、

とまらない

とめられない、




憧憬？

きっとそれもある

敬愛？

きっとそれもある

でも、

でもね

それらの占めるパーセンテージは

きっとたぶん

全体の4分の1で

じゃあ

それ以外は

一体何なんだろう

次元違い、

もしも

きみのせかいに

ぼくがいるなら

だれよりも

たいせつにしてくれませんか

ほんとうのぼくでなくてもいい

だから

たいせつにしてくれませんか




きみと

ぼくの

てが

ふれあえるなら

どんなにいいだろうか

きみのこえがとどくなら

どんなにいいだろうか