すべてを対価に、

前髪に遮られた

世界は

醜くて

見難くて




 

君が居ない世界なんて

いらない

いらない





君以外

何も見たくないよ

君の声以外

何も聴きたくないよ

君の居ない世界ばかり

映し出す

こんな目なんかいらない

君の声のない

雑音だらけの世界ばかり

流れ込む

こんな耳なんかいらない

いらないから

だから

きみに、あいたい

成分。

それが

必要不可欠な

存在だとしても

いつか

それを

失くした世界で

生きる日が

くるのだ






誰かに

鉄分が足りないように

誰かに

カルシウムが足りないように

僕には

君が足りない





きみのこえが

ぼくのやすらぎ

きみのえがおが

ぼくのいきる、かて

ユメに溺れて、

すべてが

まぼろしだと

いつ

気づくのでしょうか




ここは

僕の世界

僕のユメ

大切なもの亡くした日

溺れ沈んだ

まぼろしの世界

僕はもう

二度と

現実へは戻らない






君が揺れ

水面の月

掠れる影

たとえもうすぐ

終わるとしても

僕は君の傍を離れない

安いしあわせ。

しあわせを願う

大袈裟なことじゃなくて

たぶんきっと

きみがいれば

それでいい気がするんだ





ありふれた毎日が

退屈過ぎて

気づけないこと

何気ないこの日々こそが

大切だったって

そう

後から気づくの





何度

離れても

何度でも

手を握るから

どうか

想いが

伝わりますように、

じゅんすい、純粋。

僕の



愛を疑うの？



じゃあ、



この眸を



抉りとって



君に捧ぐよ









そう



君が望むなら



なんだってしよう









穏やかな明日も



緩やかな時間も



すべて捨てて



捨てて



君に会えるなら



なんだってする



なんだってする、から、



(会わせて、)