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どろどろな嫉妬心から、純粋な恋心まで。時に精神系になったりするかも。 この詩が、少しでも多くの人のこころに、届きますように。 (此処で使用している写真はお借りしたものです。転載禁止。持って行かないでください。)
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リーヒア6

この世界に

廻る季節は、





それだけが証明

足跡だけが

僕の存在証明






夏の日差し

冬の雪道

ぼくはひとりで

四季を過ごす






熱を吸収し

発熱するそれは、

じりじりとぼくをこがし、

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リーヒア5

空に一番近い

給水塔の上






膝を抱え

見下ろすは

誰も存在しない

瓦礫の山





ああ、きみは

どこにいるんだろう





繋いだ手を離したのは

果たしてどちらだったか





きおくが

くずれていく

おとがする





自らそれを選ぶこともせず

ただただ

時間を消費しつづける、
リーヒア4

無造作に放置された

無人電車

抉じ開けられた扉は

ぐにゃりと歪んで、







砂の絨毯

足跡

いつから

此処には誰も居ないの






ああ、そうか

もう数えることすら

やめてしまったんだった

僕と

君以外

いなくなった日から

どれだけ経ったかなんて、

どうだっていい






線路を歩く

もう誰も居ないから

誰も注意する人が居ない

(どうしてだろう、)

(さみしい、なんて)

(ああ、)

そうだ、

危ないよ、と

微笑う君が

居ない

居ないんだ

リーヒア3

すこしまえ

何もかも崩れた

踏み出したら

闇に飲み込まれた






剥きだしの鉄骨

地面に伏せる信号機

ひとのすがたはない





世界に

置き去りにされた

きみとぼく

(いいや、)

(置いていったのは)

(ぼくたちだろう?)






雲の切れ間

太陽の毒素が

降り注ぎ、

(焼けるような痛みに)






きみといれば

なにもかも

どうでもよかった

ただ

きみが

いれば、

(それはいつのことだったか)





目を閉じて

耳を塞いで

口を結んで

呼吸を止めて

リーヒア2

君と過ごした日々は

音を立てて

崩れてしまった

(否、)

(僕、自ら)

(崩したのだ)





がらんどうの校舎

少し前までは

誰かが

みんなが

居た、のに





前と変わったのは

無人と

瓦礫





教室

黒板

白いチョーク



窓から見る景色

ぜんぶ、

かわってしまった

(壊れ、崩れ、原型すら、)






悔やんではいない

けれど

寂しいと思う

君と僕とみんなの居た世界

君が僕以外とも

繋がっていた世界

それと同時に

僕が君以外と繋がっていた、

世界だったから
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職業:
学生
趣味:
絵を描く・詩を書く。
自己紹介:
管理人(悸流)の詩中心のブログです。
暗い詩や自嘲的な詩も書く事があるかもしれませんので、注意です。
アニメ・漫画が大変大好きなので、苦手な方は一応気をつけて下さい。
当たり前ですが、こんな詩でも著作権は放棄しておりません。

※コメントへの返信について
これまで、コメントで返したり、返信機能を使用したりとバラバラでしたが、これから(2010年)はコメント欄より返信させていただきます。(返信機能だと、返信したことが分かりづらいので。)
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